役割が人を作る
先に役割が決まる
自分には、そんな役割は出来ないと思ってないだろうか。
でも、実は役割があなたを作ってくれる。
役割を演じる人には元々功徳があって、役を与えられると、その器になっていくのだ。
活躍している人や、才能がある人をみてこう思ったことはないだろうか。
「あの人は、きっと最初からデキる人だったから、自分はきっと上手くいかない。」
多くの人がこう思っていると思うが、実際はそうでないことの方が多い。
「どんなちっぽけなものにも役割が与えれている」この言葉は、稲盛和夫がその著『生き方』で述べている一節である。
あらゆる人間、さらには生き物、そして一本の木や草、道端の石ころに至るまで、あらゆるものが創造主から役割を与えられ、つまり宇宙の意志に基づいて存在をしています。
「目立つ仕事だから頑張ろう」
「人の目につかない仕事だから多少手を抜いても差し支えないだろう」ではない。
社会の多くの分野でも、そうではなかろうか。
ただし、社会や会社では評価を点数化されないような仕事や、裏方の仕事が軽視されがちな仕組みになっていることが多い。
役がまわってきたら
では、どんな役にせよ。自分にまわってきたらどうするか?
その時は、「はい」とすぐに返事をして引き受けると、運が一緒に運ばれてくる。
「後で返事します」
「この結果を聞いてからでいいですか?」
「出来るようになったらやります」など、後回しにしていると運も、役も逃げてしまう。
チャンスの神様は前髪しか無いため、気付いたら通り過ぎてしまう。
そして、そもそも、役がまわってくるようにするにはどうればよいか。
それは、準備をしておくことしかない。
試合に出れない補欠であっても、ウォーミングアップをしておく。
日々、準備をしていつでもスタンバイをしておく。
ただ、本番ででれるかどうかわからないから、リラックスをして過ごしておけば良い。
役に徹する
ただし、自分の役割が、思い描いたポジションより低い場合もある。
あるいは、思いのほか重責であるかもしれない。
いずれにしても、どんな役割を与えれてもそれに徹すること。
これが、天が私たち人間に与えたキャスティングなのである。
つまり、「脇役も大切」「主人公も大切」
今、自分の仕事や、役割に不満を持っている人は多くいるだろう。
そんな時に、仕事や役から逃げてしまうと、なかなかうまく行かない。
ケース・バイ・ケースなところもあると思うが。
役に徹するコトで、一つの解決になるかもしれない。