無名の大学在学中に、就職活動で苦労した話し
コンプレックスの塊の学生時代
私は、重い学歴コンプレックスを抱いていました。
中学までは何をやっても上手くいく優等生でした。
けれども、進学先の高校で落ちこぼれ、無名の大学へ行くことになりました。
大学ではいつも1人でいました。周りがバカに見えたからです。
大した能力はないくせに、プライドばかりが肥大している、嫌な奴でした。
転機が訪れたのは、大学2年生の時です。
大学で、たまたま半年間の海外留学者を募集していたのです。私はすぐに応募しました。
そして、留学の道へ
なぜなら、日本にいたくなかったからです。
会う人全てに学歴フィルターを通し、自分の学歴を呪っていました。
海外に行けば、自分の高校名や大学名を知っている人はいない、そう思いました。
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晴れて海外留学生としてアメリカに派遣された私は、希望通りの生活を送ることになりました。
周りに、高校や大学を尋ねる人はいません。
「その人自身がどういう人物か」で人を判断されるように思いました。
実際にはそういうことばかりではないのですが、とにかく私は、海外に行くことで、そう思いこめたのです。
私が学歴コンプレックスを払拭したきっかけでした。
帰国してから大変身!
帰国して、ひたすら勉強に励みました。
大学名だけでは、就職できないと思ったからです。
私は、就職活動が始まるまでに、いくつかの資格を取得していました。
就職活動には力を入れて取り組みました。
1日に2件以上の予定を入れて、あらゆる企業を周りました。
スマホ片手に、説明会予約のキャンセル待ちを、何十分もしました。
大学名で選考から外されたことも、おそらくあります。
それでも私は、何十社の企業に応募し続けました。
場数を踏むと、自然とテクニックが身につきます。
私は、面接の場で、必ず「学歴コンプレックス」の話をしていました。
「私は学歴コンプレックスを払拭した、だから採用してください」と言い続けました。
過去をバネに出来た瞬間
大した能力もない私には、それしかなかったのです。
面接では、いかに自分の言葉で熱く語れるかが重要です。
魂がこもった言葉は相手に伝わりやすいものです。
魂を込めて熱弁した結果、第一志望の会社に採用していただくことができました。
あの時何もなかった私を採用してくれたことを、私は今でも感謝しています。
きっかけは、あまりよくなかったかもしれません。
私は、学歴コンプレックスを払拭して、希望の会社に勤めることができてよかったと思っています。